2015年3月13日9:05
スタバのドリンクチケットに電子雑誌を添えて贈るギフトを展開
コーヒーと雑誌の相性の良さが受け、高い満足度を得る
ハースト婦人画報社は、大手コーヒーチェーンのスターバックス コーヒー ジャパンが展開するインターネット上のドリンクチケット販売サービス「Starbucks e-Gift」に、電子雑誌のサンプル版を無料でつけて贈ることができる「ありがとうがいっぱい」キャンペーンを、2014年9月22日~2014年10月23日まで実施した。販売チャネルはスターバックスサイトおよびソーシャルギフトサービスを提供する「Giftee」となった。
対象誌は、創刊60周年の『メンズクラブ』11月号と、創刊1周年の『ハーパーズ バザー』11月号の周年2誌となり、受け取った人はそれぞれの雑誌のサンプル版が無料で閲覧可能だ。ハースト婦人画報社では、スマートフォンで雑誌コンテンツを見て過ごす時間として、コーヒーとは非常に相性がいいと考えたそうだ。また、単独ではリーチできなかった新しい読者の目に触れてもらえるという期待もあった。
「Starbucks e-Gift」は、感謝の気持ちをスマートに、無理のない範囲で伝えることができる。また、ユーザー同士のやりとりの多くはスマートフォンであることに注目した。ギフトをプレゼントする人は、メールアドレスに加え、FacebookおよびTwitterからのダイレクトメッセージにより、気軽にギフトを贈ることが可能だ。一方、ギフトを受け取る人は、メールやメッセージに記載のURLにアクセスするだけで、簡単にギフトを受け取れる。
ハースト婦人画報社としての企画の狙いは、大きく2つ。1つは「周年記念のプロモーション」の訴求、2つめは、「スマートフォンで雑誌を楽しむというカルチャーを根付かせたい」という思いがあったそうだ。
サンプル版を贈られた人に実施したアンケートによると、「電子版付きでプレゼントされて非常にうれしかった」が約65%、「電子版付きでプレゼントされてややうれしかった」が約30%と、高い満足度を得ることができたという。
ハースト婦人画報社 製作技術本部 製作部 デジタルマガジン課 課長 松延秀夫氏は、「コーヒーと一緒にワンクリックで電子雑誌を体験することができ、一度雑誌に触れていただく機会を創出する点では意義がありました」と成果を口にする。ハースト婦人画報社では、今回の取り組み以外にも「雑誌×●●」という座組みは広げていきたいとしている。また、今後もデジタルを駆使した雑誌コンテンツによる充実した時間や価値の提供について、検討していく方針だ。