株式会社NTTデータ

2016年3月8日0:35

多彩な決済機能を提供するクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」
決済から売上管理まで、幅広く対応できる画期的サービス

国内屈指の決済ネットワーク「CAFIS(キャフィス)(注1)」を提供するNTTデータが新たに送り出す「CAFIS Arch(キャフィス アーチ)」は、各種の決済機能をオールインワンで搭載したクラウド型端末だ。これ一台でクレジットカードはもとより、多通貨決済サービス、電子マネー等の決済にも対応できるほか、免税書類発行や駐車券清算システムとの連携も可能だ。

多様化する顧客ニーズへスピーディーに対応
加盟店が必要な機能を取捨選択できるセミオーダー感覚の端末

「CAFIS Arch」はクレジット決済、デビット決済、電子マネー決済をはじめとする決済機能や、CLO(Card Linked Offer)、電子サイン等の決済付帯機能を有する。従来の機種依存型端末と異なり、数々の決済機能はセンターのサーバ側で保持され、また追加更新されていく。加盟店は利用時に端末からセンターにアクセスすればよく、別の決済手段をプラスしたい場合にも手持ちの一台で迅速に対応できる。

NTTデータ ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 戦略・企画統括部 ビジネス企画担当 部長 内山尚幸氏は、「その時々に必要な決済手段を我々がタイムリーにデリバリーでき、加盟店側で要る機能と要らない機能を取捨選択できるというコンセプトに対してご評価をいただいています」と語る。

▲NTTデータ ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 戦略・企画統括部 ビジネス企画担当 部長 内山尚幸氏

同事業部 課長代理 篠崎妙子氏は、「端末設置が容易ですし、決済の取引データはセンター側にありますので、日計処理などが不要になる点もメリットだと考えています」と説明する。端末は従来型の据置タイプやモバイル一体タイプのほか、タブレットやスマートフォンと連動するスマートデバイス連動型もラインアップ。いろいろなデバイスで利用できるのも魅力だ。

インバウント向けソリューションを充実させ他サービスと差別化
販売機会を取りこぼさず売上アップに寄与

2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、訪日外国人観光客(インバウンド)のさらなる増加が見込まれる。「CAFIS Arch」ではインバウンド向け機能として、銀聯カードや新韓(シンハン)カードでの決済に対応するとともに、多通貨決済、免税書類発行も提供予定。従来、免税書類は手書きの必要があったが、「CAFIS Arch」ならパスポートの読み取りと入力作業だけで発行できる。

▲ 容易に新しい決済手段を導入可能なクラウド型総合決済プラットフォーム「CAFIS Arch」

 

また、「新たに周辺機器としてラインナップに加わる電子サインパッドを多通貨決済時の通貨選択用のディスプレイとしても活用できるため、海外の方にはそのディスプレイをお見せすれば、喋って説明することなく利用したい通貨を選択していただけます」と篠崎氏はメリットを挙げる。

「今後は海外ローカルの現地決済なども積極的に取り込んでいきたいですね。来たものは全部決済できます、というスタイルを満たすべきだと考えています」と、内山氏は矜持をみせる。加盟店としてはインバウンド消費の取りこぼしを防ぐことで一層の売上拡大を見込める。

決済から加盟店の独自業務まで一台で完結でき業務効率アップに
2016年3月31日開業の「東急プラザ銀座」にも導入が決定

「CAFIS Arch」はポイント管理等の決済付帯機能や、加盟店独自の売上管理業務についても対応可能だ。また、クラウド型サービスの特色として運用・保守費用の削減効果が期待できるほか、端末にカード情報を含む取引情報を残さないため、盗難などによる個人情報流出等のリスクを低減できる。

クラウド型で高い拡張性をもつため、ポイントシステムや駐車券精算機との連動といった商業施設向け独自機能を付加することも可能だ。用途に応じた端末をいくつも並べる必要がなく、レジスペースが広く使える。そうした魅力が評価され、訪日外国人客に人気の銀座に今年3月開業する「東急プラザ銀座」にも、早速の導入が決定している。

▲NTTデータ ITサービス・ペイメント事業本部 カード&ペイメント事業部 戦略・企画統括部 ビジネス企画担当 課長代理 篠崎妙子氏

タッチパネル式で大きめの画面は店員の誰もが扱いやすく、ユーザーインターフェースに優れる。内山氏は「私たちが目指すのは結局、加盟店の売上向上や業務効率改善に繋がるというところ。キャッシュレス化が進むほど、業務がもっと楽になるはずだという信念を持っているから、その実現のために『CAFIS Arch』がどれだけできるかということを考えています」と熱い胸の内を明かす。

篠崎氏は「2020年に向けて、さまざまな場所でクレジットカード利用率をさらに上げていく基盤として『CAFIS Arch』が採用されたらと思います。5年で50万台の普及を目標としています」と笑顔をみせる。海外進出する日本企業が増加傾向にあることから、今後は端末の海外展開についても検討を推進していきたいとしている。

(注1)「CAFIS」とは、NTTデータが運営する、クレジットカード会社、金融機関、企業、加盟店の間で、クレジット情報(与信照会、売り上げ、等)をはじめとする決済データおよび、資金移動のオンライン・トランザクションを中継するサービス。

■お問い合わせ先
株式会社NTTデータ
ITサービス・ペイメント事業本部
カード&ペイメント事業部
〒108-0073 東京都港区三田3-10-1
アーバンネット三田ビル4F
TEL:050-5546-9468
http://solution.cafis.jp/

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