- 2018-8-19
- シルバー
2016年3月8日0:30
アプリケーション、端末、センターサービスの三位一体で
2020年に向け、加盟店の多様化する決済業務を支援
セイコーソリューションズでは、決済ソリューションを事業の大きな柱の1つと位置付け、アプリケーション、端末、センターサービスの三位一体により、加盟店の決済業務をワンストップでサポートしている。決済にかかわるパッケージやアプリケーションとしては、カード自動決済パッケージ「CAPS(キャップス)」をはじめ、決済システム統合パッケージ「CAPS P-QVIC(キャップス ピーキュービック)」、電子マネーやICクレジットカードの決済をシンクライアント型で提供する「Thinc-CORE(シンクコア)」などが挙げられる。また、「CREPiCO(クレピコ)」ブランドで知られる決済情報処理センターと無線決済端末を提供している。同社はこれまで積み上げてきた豊富な経験をもとに、加盟店に対して実践的なノウハウも提供。近年、加盟店の関心が高まるペイメントカードの国際セキュリティー基準「PCI DSS」の認定取得に関しても、手厚いサポートを行う予定だ。
事業統合によりワンストップで
決済業務サポートを可能に
セイコーソリューションズは、セイコープレシジョン株式会社よりシステムソリューション事業を譲り受け、セイコーホールディングスグループのシステムソリューション会社として2013年4月1日より営業を開始した。2014年7月には、セイコーインスツル株式会社のシステムアプリケーション事業を承継し、現在の体制を構築した。
ネットワークソリューション、システムインテグレーション、モバイルソリューションと並ぶ、同社の事業の4つの大きな柱のうちの1つが、決済ソリューションである。セイコーソリューションズ 執行役員 システムソリューション事業統括部長 渡辺洋幸氏は、「弊社では決済ソリューションを、アプリケーション、端末、センターサービスの三位一体により、ワンストップでサポートできるのが強みです」と説明する。
スピーディーな決済処理を実現する
自社開発のアプリケーション
決済にかかわるアプリケーションは、多様な業種業態のニーズに沿えるよう、豊富にラインアップされている。
まず流通業向けのパッケージ・ソフトウエアとして、自社開発による「CAPS P-QVIC」がある。これを利用することによって、磁気およびICクレジットカードに加え、デビット方式の銀聯カード、iD、QUICPayといったポストペイ方式の電子マネーに対応する決済システムを迅速に構築することができる。
CAPS P-QVICのアクセスキーはHSM(Hardware Security Module)で管理が可能。さらにログ、通信の暗号化など、ペイメントカード業界のセキュリティー対策基準の「PCI DSS」を踏まえた安全設計となっている。接続インターフェース機能のカスタマイズにより、1つのシステムでマルチベンダーのPOS、リーダー・ライター端末、ECサイト、スマートフォンなどに対応できる。スキームおよびカード判定により送信先を自動判定し、NTTデータの「CAFIS」、日本カードネットワークの「CARDNET」の両決済センターに振り分け処理が可能だ。
また、電子マネー、EMV認証のICクレジットカードの決済をシンクライアント型で自社構築するソリューションとして、「Thinc-CORE」がある。これにはFeliCaコマンド処理が標準装備されており、FeliCa鍵による認証によって高い利便性とセキュリティーを確保した電子マネー決済が行える。シンクライアント型なので、クレジットICのEMV処理をサーバー側で即時に実行、売上情報をリアルタイムで把握できる。
また、端末側にデータを残さず、センター側でリソースを一括管理でき、取引情報などのデータは端末・サーバー間で暗号化通信により行うため、高いレベルのセキュリティー対策を安価に実現する。さらにレプリケーション機能により、端末マスターやネガデータ、取引明細などの重要情報をリアルタイムで待機サーバーに反映させ、万一のトラブル発生でサーバーが切り替わっても、スムーズに決済処理を継続できる。
OSやソフトウエアのアップデート、サービスや新機能の追加などもセンター側で一括して行うため、時間や手間をかけずに拡張性を確保。そのほか、加盟店独自の電子マネーやポイントをシステムに組み込むことも容易だ。
■お問い合わせ先
セイコーソリューションズ株式会社
システムソリューション営業統括部
TEL: 03-5620-6810
E-mail: support@seiko-sol.co.jp
URL: http://www.seiko-sol.co.jp/