加盟店の独自業務も一台完結で効率アップ
昨年開業の東急プラザ銀座など多くのSCに導入
「CAFIS Arch」はクラウド型で高い拡張性をもつため、決済そのものだけでなく、ポイント管理をはじめとする付帯機能や、加盟店独自の管理業務にも対応が可能だ。情報の非保持化や端末のスリム化がトレンドの今日、時流の先端をいくソリューションといえよう。
そうした魅力が評価され、銀座に昨年開業した東急プラザ銀座をはじめ、多くのSCで採用されている。今春はキャナルシティ博多に一斉導入が予定されており、その後も新規開業に合わせての導入がいくつか控えているという。
タッチパネル式で大きめの画面は店員の誰もが扱いやすく、ユーザーインターフェースに優れる。「駐車券サービスのあるSC様でもご採用いただいています。そうした業態向けの機能を今後増やしていきたいと考えています。差別化できる商品に育てたいですね」と冨田氏は微笑む。
同社には、単に決済ターミナルとしての役割を超え、加盟店の販売力向上の一翼をも担っているという自負がある。「決済の機能はこれでひと通り揃いましたので、これからは業務の効率化や、売上に貢献できるようなサービスを広げていきたいと考えています。これ一台で色々できれば場所も取らないですしね」と篠崎氏は胸を張る。現在進行形で、「CAFIS Arch」のポテンシャルをより高めるべく努力を重ねている。
2017年3月からはモバイル一体型端末でも駐車券サービスを開始する。駐車券をバーコードで読んで管理サーバとやり取りする据置型と同様に、モバイル一体型にもバーコードがついているため、同じような仕組みが実現したという。据置型とモバイル一体型の機能格差を大きく縮めていることも特筆される。
廉価版の端末販売も予定
電子マネー決済はフルラインナップへ
一般設置が始まり、個店への普及も進みつつある。そうした状況に合わせ、「今後は機種のラインナップを増やさなければいけないと考えています。比較的安価な端末の販売は来年度を考えています」(冨田氏)という。使用可能な電子マネーも着実に増え、電子マネーについてはほぼフルラインナップに対応済み。
2020年に向け、様々な場所でクレジットカード利用率をさらに上げる基盤として「CAFIS Arch」が採用されればと考えている。
同社では決済端末について、今後の新機能搭載は主としてこの「CAFIS Arch」で行っていく構えだ。新たに誕生した会員管理サービス「CAFIS Explorer」等とも連携し、トータルソリューションとして「CAFIS」を提供していきたいとしている。
(注1)「CAFIS」とは、NTTデータが運営する、クレジットカード会社、金融機関、企業、加盟店の間で、クレジット情報(与信照会、売り上げ、等)をはじめとする決済データおよび、資金移動のオンライン・トランザクションを中継するサービス。
「CAFIS」「CAFIS Arch」はNTTデータの登録商標です。「CAFIS Explorer」はNTTデータの商標です。
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