オムニチャネル化に向けてWeb API提供
スマートフォン等と容易に連携可能

「CAFIS Explorer」は豊富なWeb‐APIにより、さまざまなチャネルとの連携が実現可能だ。会員Webマイページや商品券発券機とも連携できる。会員登録にWebチャネルを設ければ、より多くの会員獲得が見込める。24時間営業の店舗などを考慮し、365日24時間リアルタイムでの連携を行うという。

別途見積もりとなるが、スマートフォンアプリを構築して連携することも可能だ。多くの人が常に持ち歩くスマートフォンはもはや、顧客と密に接するための必須ツールといえる。ポイントカード発行料が不要となることで経費削減にも一役買う。NTTデータではアプリ会員証機能をはじめ、導入企業のオムニチャネルに向けた取り組みをサポートする。

「最近はアプリ会員証のバーコードを提示する形が増えています。『CAFIS Arch』端末にはバーコードリーダをセットできます。アプリでカードレスのポイントプログラムを実施することで、企業様のエコシステムにも貢献できると考えています」（小林氏）

会員はアプリでポイント残高や履歴等の確認も行える。さらにはAPI連携により、施設フロアマップ内の現在位置表示や、駐車場の精算も可能だ。GPS位置情報から近くに来た顧客にセール案内配信や、Wi-Fiの入店情報から入店ポイント付与もできる。降雨時ポイントアップなどのタイムリーな情報発信も強みだ。

アプリの活用で、従来得られなかった多様な顧客情報が取得できることとなる。アプリ閲覧履歴やPushの開封履歴、アンケートも活用でき、顧客にさらに寄り添うマーケティング施策や出店計画の策定などが実現する。

NTTデータの豊富なソリューションで多角的なサポート
決済もポイントサービスもワンストップで提供

決済ソリューションを幅広く提供するNTTデータの優位性を活かし、導入企業の顧客基盤を効果的に販促へ結びつける仕組みづくりを多面的にサポートする。決済もポイントもワンストップで提供できるのは他社にない強みだ。同社では本サービスを「CAFIS Arch」や販促プラットフォームの「CAFIS Presh」と合わせ、トータルソリューションとして普及推進したいとしている。

導入までの期間は企業規模等により異なるものの、最短で約3カ月と比較的スピーディだ。同部 ビジネス企画統括部 ビジネス企画担当 課長代理 梶ヶ谷博明氏は「オンプレミスに比べて運用費も削減できますし、セキュリティ面を加味しても、身軽にポイントプログラムが始められると思います」と利点を挙げる。商用サービスとしてのリリースは数ヵ月後の予定だが、すでに多くの引き合いが寄せられ、好感触を得ているという。

今後はクラスター分析の技術を使ったものなど、周辺ソリューションをさらに充実させる予定だ。「顧客の決済から派生する顧客管理やマーケティングを、一貫してご提案できるようなサービスを仕立てていきたいと考えています。CAFIS Explorerで、5年で最低でも50億円を目指しています」と、林氏は笑顔で導入目標を明かしてくれた。

「CAFIS」「CAFIS Arch」「CAFIS Presh」はNTT データの登録商標です。「CAFIS Explorer」はNTT データの商標です。 

 

 

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