多様な通貨や決済手段に対応するアプリケーションと端末
一方、同社では多様な業種業態のニーズに沿えるよう、独自開発のアプリケーションを豊富にラインナップしている。
その中の1つ、流通業向けの「CAPS P-QVIC(キャップス ピーキュービック)」は、磁気およびICクレジットカードのみならず、デビット方式の銀聯カード、iD、QUICPayといった多彩なポストペイの決済処理に対応できる統合パッケージだ。アクセスキーはHSM(ハードウェア・セキュリティ・モジュール)で管理が可能。さらにログ、通信の暗号化など、セキュリティ対策は万全だ。
「2007年にパッケージを刷新した時点ですでに、PCI DSSの準拠を意識した作り込みを行い、その後も強化を続けてきました。セキュリティの面でやるべきことはすべてやり終えていると自負しています」(システムソリューション統括部 SS営業部長 三浦宏道氏)また、決済のニーズを変化させている要素として、もう1つ忘れてはならないのがインバウンド需要だ。
同社では加盟店の要望に応えて、MCP(Multi-currency pricing:多通貨決済の一方式)や、銀聯カードへの対応をカード決済パッケージのCAPSシリーズで以前から行っている。センター間接続を行う企業にシステム構築も含めて提供。最近では銀聯ICにも対応している。
銀聯は2015年から、ICチップのみを搭載したクレジットカードを発行しているが、「CREPiCOセンター」にはこれに専門に対応するチームがある。ちなみに同社は、2016年10月、「CREPiCOセンター」およびモバイル決済端末「AT-2200」によって、日本で初めて、モバイルでの銀聯ICカード決済対応を実現した。
銀聯カードのユーザーには、高級ブランドの衣料品や宝飾品などを購入する顧客が多く、加盟店を支援する上でも、これへの対応は不可欠である。
さらに同社では、CAFIS、CARDNET、Visa、Mastercardなど多数の対外接続をサポートするパッケージソリューション「SEGTRAN(セグトラン)」を提供している。「2020年の東京オリンピック開催に向けて、決済手段の多様化への関心は高く、海外決済センターとの接続をお考えのお客様からも多くの引き合いをいただいています」(システムソリューション統括部 SS営業部 営業課長 石井徹氏)
この「SEGTRAN」は、「CREPiCOセンター」にも導入され、同センターの信頼を下支えしている。
このようにセイコーソリューションズでは、セキュアなアプリケーション、端末、センターサービスの三位一体により、加盟店の決済業務をワンストップでサポートしてきた。今後も同社は、多様な製品・サービスで、加盟店の安心・安全な決済を強力にバックアップしていく考えだ。
※CREPiCO、SEGTRANはセイコーソリューションズ株式会社の登録商標です。 ※Windowsは米国Microsoft Corporationの米国および他の国における登録商標です。 ※Visaは米国およびその他の国におけるVisa International Service Associationの登録商標または商標です。 ※Mastercardは米国およびその他の国におけるMasterCard International Inc.の登録商標または商標です。※QUICPayは株式会社ジェーシービーの登録商標です。※CAFISは株式会社NTT データの登録商標です。 ※CARDNETは株式会社日本カードネットワークの登録商標です。 ※その他、記載されている社名および製品名などは各社の登録商標または商標です。
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