- 2018-8-19
- シルバー
コンパクトな無線決済端末「AT-5200」を提供
幅広い業種・業態をカバーする「CREPiCOセンター」
一方、端末で今、同社が最も力を入れているのは、スマートデバイスと連携して無線で決済業務を行うことができる「AT-5200」だ。
オートカッター付きプリンター、磁気・ICカードリーダー、PINパッドを一体化。スマートデバイスをつなぐだけで容易に決済業務が行える。タブレットをPOS端末として利用している場合に、組み合わせて使うのにも適しているという。レジ周りに設置して使用するだけでなく、顧客のところまで持って行って使える可搬性の高さも魅力になっている。特に中規模・小規模の飲食店向けには、同社が提供するスマートデバイスを活用したクラウド型のPOS&オーダリングサービス「oishino(オイシーノ)」とセットで導入できる。
決済センターは、独自で設備を持ちたくないと考える加盟店に対し、決済機能を代行するサービス。同社はタクシー市場では最大手となる決済情報処理センター「CREPiCOセンター」を保有しており、このセンターを核に、決済サービス「CREPiCO」を展開。ASPサービスも行っている。
対応する業種・業態は幅広く、タクシー業、訪問販売業、飲食店のテーブル決済、各種サービス業の料金口座振替から、小売・流通の店舗POSを介した決済まで、さまざまな決済シーンで利用されている。主要なクレジットカード、電子マネーに一通り対応しているほか、プロモーションやポイントサービスなど、加盟店独自のサービスを付加することも可能である。
豊富な経験をもとに加盟店の課題解決をサポート
PCI DSSの準拠にも有効に
同社の強みは、豊富なノウハウに基づき、加盟店に対し、実践的なアドバイスを提供することができる点だ。例えば、大手ファストフードチェーン店を含め、これまでに多くの飲食店にオーダリングシステムを納入してきた経験から、飲食店内の通信環境の不安定さを実感している。そういった環境では状況に応じたシステムであったり工夫が必要だという。システムは必ずしも机上で考えた通りには動かないのだ。こういったナレッジは、経験豊富なベンダーでなければ持ち得ない。
そして昨今、多くの加盟店にとって、大きな関心事となっているのは、PCI DSSの認定取得だ。現在、日本では米国に比べPCI DSS準拠は遅れているが、近い将来には、クレジットカード決済を採用している店舗にこの取得が求められるのは当然の流れと見られている。セイコーソリューションズ システムソリューション営業統括部 SS営業1部 営業2課長 三浦宏道氏は、「この認証を得るハードルは決して低くはありませんが、『CAPS P-QVIC』はPCI DSSの要件を満たしたパッケージ・ソフトウエアですので、これを導入していただくことによって、クライアントが認証を得るハードルを低くできると考えています」と口にする。また、「お客さまの対応の負荷を少しでも減らせるように努めています」と、セイコーソリューションズ システムソリューション営業統括部 SS営業1部 営業2課 石井徹氏は意気込みを見せる。
今後は、東京オリンピックに向けたインバウンド対応の広がりなどによって、市場は大きく変容していくと同社は見ている。渡辺氏は、「2020年をキーワードに、これまで機会をうかがっていた加盟店のICカード化への対応が一気に進むでしょう。EMV認証への対応、セキュリティーの強化など、われわれがお手伝いできることはたくさんあると考えています」と力強く語った。
■お問い合わせ先
セイコーソリューションズ株式会社
システムソリューション営業統括部
TEL: 03-5620-6810
E-mail: support@seiko-sol.co.jp
URL: http://www.seiko-sol.co.jp/
※CREPiCO、oishinoはセイコーソリューションズ株式会社の登録商標です。 ※Thinc-COREはセイコーホールディングス株式会社の登録商標です。 ※FeliCaはソニー株式会社の登録商標です。 ※CAFIS、CAFISセンターは株式会社NTT データの登録商標です。 ※CARDNETは株式会社日本カードネットワークの登録商標です。 ※EMVはEMVCo,LCCの登録商標です。 ※QUICPayは株式会社ジェーシービーの登録商標です。 ※その他、記載されている社名および製品名などは各社の商標または登録商標です。